2007年05月05日

第80旅第1日

雷雨で目が覚めるという最悪の夜明け。そしてゴールデンウィーク真っ只中ということで、特急自由席乗り放題の「九州特急フリーきっぷ」も少し頼りない感じ。
長崎本線を走る特急かもめは、繁忙期には乗車率が軽く100%を超えるということでニュースにもなるくらいだ。
発車時刻は8:30だが、念のためにと思い、8時過ぎには長崎駅に到着した。

出発前にまずは長崎駅のスタンプを。

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改札で常備券タイプのデカイ切符に日付をもらおうとすると、さすがに改札氏も面食らったようだが、次の瞬間には理解して「どこに日付を入れようか?」と聞いてくる。いつものスタンパーでは押印しにくいようで、若干斜めに入った。これでこの切符の3日間が始まった。

長崎8:30→(長崎本線特急かもめ8号)→ 9:59鳥栖

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発車20分前でこの行列。確実に座れる。ゴールデンウィークも残り2日ということで、翌日だったらもっと並んでいたかもしれない。
先頭の6号車に並ぶ。3月のダイヤ改正までは喫煙車だったが、これでようやく前面展望ができる。と思っていたが、意外に展望は悪い。
停車中はガラスが曇り、走行中だけ透き通るというのが面白い。

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浦上ですでに立ち客が出始め、諫早では絶望的だった。ダルダルとした有明海沿いを立ったまま行くのはしんどいだろうな、と思いつつ鳥栖到着を待つ。


鳥栖10:12→(鹿児島本線特急有明1号)→11:16熊本11:29→(肥薩線九州横断特急1号)→12:57人吉

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たまたま乗ったのはコンパートメント席がある部分。ここが自由席?と思ったのだが、検札にまわってきた車掌氏も何も言わなかったので間違いなく自由席。こんな自由席が有明にあるとは知らなかった。折りたたみのテーブル、白色の電気スタンドで遊びつつ熊本に到着。

次の九州横断特急は豊肥線ホームから。それを確認してから売店で熊本日日新聞を買ってホームへ。
そりゃあ豊肥線からやってくるとはいえ、鹿児島本線を下るのだから、鹿児島本線ホームに入線してもよさそうなものだ。近い時刻には人吉からやってくる逆方向の九州横断特急もあって、そっちは何故か豊肥線ホームではなく鹿児島本線ホームに止まるようだ。

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ややあって豊肥線から特急が到着し、乗客をわっと吐き出す。中をうかがうと、ほとんどの客が降りるようで、ずっと乗り続ける客はあまりいないようだ。こんな特急、最初からどうかと思ったんだ。肥薩線では確か西側が球磨川だったと思い、右に席をとる。もっとも、人吉に近いところでは左側のほうが球磨川であった。

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熊本駅ではしばらく停車するので、そのあいだにスタンプをゲット。同業者は予想以上にいるようで、あとからあとから茶色のパスポートを持って現れる。これから先、「いさぶろう」と「はやとの風」にも接続するから、ほぼ間違いなく同行者となるだろう。

発車してすぐ、停車駅のアナウンスが流れ始めたところで、左前のアホなカップルが「阿蘇に行かないの?」と騒ぎだした。あわてて後ろの人に「これ、どこ行きですか?」と尋ねている。ほーら言わんこっちゃない。熊本駅の発着ホームは考え直すべきである。彼らは大荷物を抱えて新八代で降りていった。この乗り間違いも彼らにとってはいい思い出になるのであろう。

球磨川沿いをのんびり上っているときに、女性の客室乗務員が記念スタンプを押しませんか?とまわってきた。あとから整理するのに難しいという理由から、こういった記念スタンプは押すつもりはないのだが、このあとの観光列車が一緒に載っているパンフレットに押印欄があるというので押してもらう。まあ、たまにはこういうのもいいや。


人吉到着前、車内アナウンスで「いさぶろう号は全席指定」と流れた。それに動揺したらしい一部ヲタが人吉駅窓口でややもめていた。いさぶろうは時刻表枠外の注記によれば7席のみ自由席があり「指定席をとることをオススメします」と書いてある。
乗り換えた車内でももめているようで、観光列車のため複数いる車掌氏どうしで「自由席?」と話をしていた。


人吉13:02→(肥薩線いさぶろう3号)→14:24吉松14:28→(肥薩線普通)→14:46大隅横川

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こちらも発車前にスタンプをゲット。さっきの九州横断特急内でもらったパンフレットにも押しておいた。
数年前に初めてこの路線に乗ったときは、かなりノンビリしていたものだったが、こうして観光開発されてしまうと大変騒々しい。押さえた指定席も家族連れと同席になったが、家族サービスで疲れたらしいおじさんだけが同じボックスにいたので、こちらもまったりと過ごす。

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大畑、矢岳、真幸と止まるたびに大騒ぎだ。そしてようやく吉松へ。
吉松からは観光特急の「はやとの風」に一応乗り換えられるが、やや時間があり、そのあいだに先発する普通列車がある。「はやとの風」運行開始以来、嘉例川駅舎が古いということで一躍有名にはなったが、その近くにある大隅横川駅も同様である。「はやとの風」は大隅横川にも止まるので、普通列車で先行し、大隅横川駅を見物してから「はやとの風」を待ち構えることにした。

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大隅横川駅前はちょっとした町で、郵便局や酒屋、本屋もあったのには驚いた。駅舎の柱には戦争中の機銃掃射痕が痛々しく残る。


大隅横川15:12→(肥薩線特急はやとの風3号)→15:50隼人15:53→(日豊本線特急きりしま88号)→16:08霧島温泉

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そうして出迎えた「はやとの風」は、思っていた以上に乗客がおらず、自由席も座席を選び放題。
スタンプは後ろの車両のフリースペースにあった。他の特急によく見られる、車内販売のメニューがあったのは、当たり前といえば当たり前だが実は少し驚いた。

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「はやとの風」は、嘉例川駅でしばらく停車する。大隅横川駅とは全く違う賑わい。
何故かドライブの途中で立ち寄るスポットとして有名なようで、列車の到着前から出迎える人多数、そして見送る人多数。列車はそこそこ空いているのだが…。

隼人での乗り換えは3分しかなかったのだが、到着が若干遅れた。到着したときには乗り換える予定の特急きりしまはすでに着いていて、陸橋をあわてて渡って乗り換えた。

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国分から意外な距離があって霧島神宮到着。スタンプを押す。
このスタンプラリーでは、3つスタンプが貯まるとステッカーがもらえるので、4つ貯まったここで窓口に提出。受け取ったステッカーは、JR九州内の車両の前面が並んだもので、その中に大村線快速のシーサイドライナーがあったのが珍しい。

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急げば早く鹿児島市内へ戻ることができたのだが、それから先の乗り換えは結局同じになるので、歩いたことのない霧島神宮駅前を歩いて過ごす。川を渡ったところにあるスーパーで弁当を購入。こんな田舎のスーパーでEdyが使えることに驚き。「Edyで支払い」というと、レジのおばちゃんは少し驚いたようだが、別のおばちゃんのフォローがあってクリア。駅に戻って、併設の足湯につかりながら弁当を食べた。


16:52→(日豊本線特急きりしま11号)→17:38鹿児島中央17:40→(指宿枕崎線快速なのはな)→18:36指宿

鹿児島中央での乗り換えはわずかに2分。到着間際のアナウンスで隣のホームであることがわかり、悠々と乗り換え。
快速なのに何故かロングシート。始発から立っていた乗客がいなくなった頃、列車は狂ったように夕方の錦江湾沿いを走り出した。1時間近く経って、ようやく指宿に到着。

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スタンプ押印。これでこの旅最南端の目的は達成した。上りの鹿児島中央行きは、指宿で交換したばかりなので、たったいま出て行ったばかり。次の便は1時間後である。
駅を出て北へ行ったところに小さな雑貨屋があった気がするので、中途半端な夕食を調達しようと思う。以前の記憶であったところにはネットカフェができていた。商店街をさらに抜けた向こうにファミリーマートの看板を発見し、南日本新聞とパンを購入。駅に戻って、またまた足湯に入って時間をつぶす。1時間あれば、近くの公衆浴場に入っても良かったかなと考えたり。


指宿19:35→(指宿枕崎線普通)→20:48鹿児島中央21:17→(九州新幹線つばめ70号)→21:50新水俣

ようやくやってきた鹿児島中央行きは、最初からの予感どおり、さっき乗ってきたのと同じ車両のようで、当然ロングシート。しかも快速ではなく各駅停車だ。さっき買った新聞と、熊本以来まともに読んでない新聞の2紙を広げたりした。

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鹿児島中央では中途半端な時間しかないので、駅前で市電を眺めたりして時間をつぶす。
乗った九州新幹線は最終の博多行き。21時を過ぎているのに博多までたどりつけるというあたり、新幹線のパワーを感じる。

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熊本泊なのでそのまま乗っていたいが、スタンプゲットのため新水俣で下車。降りたのは3人きり。他の人は改札を出るとどこかへ姿を消した。みどりの窓口カウンターで、駅員氏の視線を痛烈に浴びながら押印。
駅舎の外にある、肥薩おれんじ鉄道の新水俣駅をのぞいてみる。新幹線駅開設でできた駅だから、簡易に上下線レールのあいだに狭いホームが作られている。折りしも下り列車がやってきたが、誰も降りず誰も乗らず、車両の中をうかがっても誰も乗っていなかった。


新水俣22:28→(九州新幹線つばめ100号)→22:42新八代22:45→(鹿児島本線特急リレーつばめ100号)→23:05熊本

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「熊本」行きの方向幕を出す新幹線つばめは、この上り最終が唯一である。乗客はほとんどいないようだ。先頭車両に乗ってみると、見事に貸し切り。その様子を一番前から写真に撮っていたら、そこに車掌氏が現れて少々恥ずかしかったり。
新八代でリレーつばめに乗り換え、熊本着。遅めの投宿。


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