
博多駅から旅の始まり。
最初は天神から始めるつもりだったのだけど、北東へ行く路線はのっけから都市高速に乗る路線ばかりだったので、なんとか乗らずに済む路線は、と探していたところ、博多駅から出る便が見つかったのでこれに乗る。
箱崎の九大なんかを通り、やがて都市高速の出口と合流。これが天神から来た路線との合流地点だ。女子大前から和白のあいだならどこで乗り換えても良かったのだけど、なんとなく白浜というバス停で降りる。頭上を香椎線の線路が通り、ちょうど列車が通っていった。
白浜13:16→(西鉄バス赤間営業所行き830円)→14:14赤間営業所

天神バスセンターからも「赤間営業所行き」というのを見かけたことはあったが、あれは高速経由の急行。路線バスで初めてやってきた。
目の前にJR駅があるが、赤間駅ではなく教育大前駅。
赤間営業所14:33→(西鉄バス海老津行き250円)→14:43海老津駅15:10→(西鉄バス遠賀川行き260円)→15:26遠賀川駅


次に乗り継いだ海老津駅行きは、一日三本だけの路線で、かつこれがこの日の最終便。写真はボケちゃった。
おばさんと二人だけ乗ったが、おばさんはすぐに降りていった。実際、海老津へはJRのほうが便利なわけで、便数が少ないのもしかたないのかもしれない。

次の遠賀川駅行きは、さっきと同じJRと並行する路線なのだが、こちらは何故か乗客が多い。沿線人口がそんなに違うのだろうか。
遠賀川駅16:04→(芦屋町営タウンバス250円)→16:21芦屋病院前
さて、西鉄バスの路線網は、この遠賀川でぷっつりと途切れている。この遠賀川さえ渡れれば、向こうに路線は続いているのに。
そこで発見したのが、一度、海側の芦屋という町に行くことだ。芦屋町営の「タウンバス」があり、芦屋まで行けば北九州市営バスが折尾へ、西鉄バスが黒崎へ続いている。
遠賀川駅の待合室で時間をもてあましているあいだに、ついに雨が降り出した。長崎を出るときから雲行きが怪しかったので折りたたみ傘を持ってきてはいたが、いつでも旅の途中で雨が降り出すのは嫌なものだ。

いつの間にか到着していた芦屋タウンバスは、白ナンバーでオレンジ色のマイクロバスだ。さらっと座席が埋まる程度に出発。途中のショッピングセンターでも何人か乗せた。
途中で競艇場の前を通り、道が渋滞していたが、次の乗り継ぎにも余裕があるので、のんきに構える。
次の乗り継ぐ予定の自衛隊前までで全員が下車。乗り継ぐ予定のバス停はここなのだが、次の乗り継ぎまでたっぷり30分あるし、雨の中待ちたくないので先まで行ってみることにする。役場らしき前を通り、突然バスは停車。ここが終点らしい。バスは僕を降ろすとすぐそばの空き地で転回をしてすぐに遠賀川のほうへ戻っていった。あとで時刻を確認すると、さっきの競艇場渋滞でちょっと遅れていたようだ。
自衛隊前16:47→(北九州市営バス折尾行き270円)→17:17折尾駅前

自衛隊前バス停まで歩いて戻り、ひたすら待つ。
自衛隊前のバス停は、芦屋タウンバス、西鉄、北九州市営の三つのポールが並んでいるのが面白い。
まず黒崎行きの西鉄バスがやってきたが、「急行」であるので見送る。一緒に待っていたおじさんが乗っていった。
あとから来た青いいかつい車体のバスが北九州市営バス。初めて乗る。
30分ほど乗ったが、運賃が上がっていくスピードが遅く感じられた。かなり安い印象。
雨は上がった。

折尾駅前17:57→(西鉄バス砂津行き410円)→18:58小倉駅前

折尾駅前の古本屋で時間をつぶして次のバスへ。
北九州の西鉄バスは、福岡近郊とデザインがちょっと違うと思う。
折尾〜小倉間は、JRでは数え切れないほど乗ったことがあるが、バスは初めてだ。黒崎バスセンターは思ったより大きい。戸畑をぐるっとまわるJRと違って、直線的に結ぶので、八幡の中心部を初めて通る。
小倉駅前というバス停で降りて、北九州到着としたが、小倉駅とは遠く、ほとんど平和通りである。なんだか釈然としないので、ちゃんとJR駅まで歩いてゴールとする。
さて、明日使う西鉄バス北九州の一日乗車券をゲットしたいのだが、駅前の案内所はもう営業時間外だった。さて、どうしようかと思ったが、結局砂津の営業所へ向かうことに。こんなことなら、さっきバスを降りなければ良かった。
砂津へはちょっと距離があるので、バスに乗って向かう。営業所の入口がわからないので、車庫の中を歩いて営業所の中へ。入口で尋ねるとすぐに作ってくれた。またバスで小倉駅前へ戻る。一日乗車券をゲットするために、往復200円もかけてしまった。モトをとるから構わないといえばいいのだけど…。
小倉の一蘭でラーメンを食べて夕食とする。
西小倉 20:23→(JR日田彦山線270円)→20:41志井公園→企救丘20:47→(北九州モノレール290円)→小倉21:07

このまま投宿するのも早すぎるので、未乗のモノレールに乗ることにする。往復してもつまらないので片道はJRにする。
日田彦山線の時刻までまだだいぶあるので、アーケードを歩き、川を渡って西小倉駅から乗る。志井公園駅で降りたのは一人だけ。僕を追って降りてきた車掌氏に切符を渡し、駅を出てモノレール駅に向かう。すぐだった。
大きな音を立てて走るモノレールを乗りとおし、いよいよやることがなくなったので24時間サウナに入り寝る。
→続く