2005年12月25日

第60旅第1日

福岡と熊本を結ぶ路線バスだけの旅で、県境を越えるJRバスが廃止の危機だというので、わざわざ出かけた。結果的には、JRの撤退後に産交と熊電が入ることになったのだが。

「路線バスでだけ行く福岡〜熊本」とすると、久留米までは長崎行きと同じルートをたどる。厳密にいえばきちんと福岡から出発すべきだったろうが、横着をして最初から久留米を目指すことにした。

長崎から久留米に向かうためには、普通はJRが無難なところだろう。
しかし、九州号を筑紫野で降りれば二日市がすぐということを最近になって知ったので、二日市から久留米に向かうことにした。

九州号では、いつもスーパーノンストップに乗るが、筑紫野には止まらない。筑紫野に止まる便のうち、嬉野で高速道を一度降りる便が1日に3本ほどだけ存在する。せっかくなので、その便に乗ることにした。

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スーパーノンストップに比べて、福岡空港経由なんかの九州号は、町中で見る限りはかなりのがらがらだ。嬉野温泉経由も同じようなものかと思ったが、逆に嬉野温泉に行くためにはこれしか手段がないことから、予想以上に乗客はいた。
普段は高速道路を飛ばすバスが、嬉野インターで高速を降りると、一般道を軽快に走る。温泉街に着いて、何人か客を降ろす。次に福岡へ向かう乗客を拾おうとするが、なんとここで積み残し発生。だったら嬉野〜福岡だけでも、もう少し便を増やしてもいいように思うのだが。

バスは再び高速道に乗ると、すぐ多久西SAでトイレ休憩。普段は九州号ではトイレ休憩がないので、これもまた新鮮だ。福岡へ急がない旅では、あえてこの便を選ぶのも良さそうだ。
こまめに乗降があるからか、あるいは単純に忘れられただけなのかわからないが、いつもあるビデオ上映はなかった。

筑紫野で一人だけ降りる。道路の脇にある階段をくだって、一般道を歩く。一応地図で方角だけ確認しておいた。近くにバス停があって、タイミングがあえばバスに乗りたかったが、あまり良いタイミングではなく駅まで歩くはめになった。
ところで、筑紫野から近いのは西鉄二日市ではなくJR二日市。久留米で用事があるのも、西鉄久留米ではなくJR久留米だ。二日市から久留米までJRで行くのが楽ではあったが、この区間が数え切れないほど過去に乗ったことがあるし、逆に西鉄には乗ったことが無いので、わざわざ西鉄電車を選んだ。

先日、JR二日市と西鉄二日市のあいだを歩いてみたが、この近い時期に再び歩くことになるとは思わなかった。JR二日市にたどりつくことはなかったが、途中で見覚えのある道に出て、すんなり西鉄二日市に到着。

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せっかくなので先頭車両が止まる位置で待っていたら、乗ろうとした車両からマスコミがいっせいに降りてきた。野球選手が一日駅長をしているらしく、福岡方面から乗ってきてここで降りたのだ。やや遅れ気味に、彼が発車の合図を送ると、たくさんのフラッシュとともに電車は久留米へ向けて発車した。

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久しぶりの久留米。本場の久留米ラーメンを食べてみたかったが、駅からはかなり離れたところにしかないようで、結局松屋。

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JR久留米に移動する。久留米市役所がとんでもなく高層ビルで驚いた。


JR久留米→(西鉄バス)→大川橋

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さて、ここからようやく熊本への旅が始まる。大川行きを待っていたら、見慣れないマイクロバスがやってきた。これが大川行きらしい。

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かぶりつきどころか前面展望も怪しい。
バスはどんどん乗客を降ろしていき、ついに一人になってしまった。なるほどマイクロバスで事足りるわけだ。約1時間後、終点に近いところでおばさんが一人乗ってきた。筑後川の岸をえんえん走り、二人で終点の大川橋着。

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降ろされたところから少し歩いて大きな道に出る。橋の上から昇開橋が見えた。
雨が降りそうだ。


大川橋→(西鉄バス)→西鉄柳川

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佐賀から来たこのバスは、かつて存在した国鉄佐賀線の代替なのだという。
バスは途中まで順調に走ったが、途中で渋滞につかまった。前方に大勢の緊急車両が止まっていた。火事が鎮火したばかりのようだ。
行くべき道は通行止めになっていて、一般車両は迂回を余儀なくされている。運転席から運転手氏が身を乗り出して、そばの警官と話をすると、バスは優先的に通行止めの区間に進入した。道路に這わされたホースを何本も越え、バスは大揺れに揺れる。途中でまだ白い煙のあがっている建物が見えた。

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次の乗り継ぎには余裕があったので、この火事渋滞で計画が狂うことはなかった。
いわゆる川下りは駅のすぐ近くだったが、季節柄観光客の姿はない。


西鉄柳川→(堀川バス)→瀬高

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初めての堀川バスに乗る。
内装は豪勢だが、相変わらず乗客の姿は少ない。

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「急停車にご注意」のギミックは、長崎では懐かしのアイテムだが、堀川バスはなぜか裏返し。運賃表も長崎バスと同じだ。
あまり距離を行かないまま、瀬高に到着。


瀬高→(JRバス)→南関

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瀬高駅の待合室には、列車の時刻になっても動かない人が結構いたので、みんなバスに乗るのかと思っていた。
しばらく待ってバスがやってきたが、何人かは乗ったものの、それほど多くはない。彼らは何を待っていたのだろうか。

廃止が噂されている割には、堀川バスよりよほど多く乗っている。バスは山へ通じる国道を走り、県境を越えた。高速道路に近づいたところで、熊本最初の集落である南関の町中に乗り入れた。
バスは山鹿行きだったが、ここで降りることにしている。ここからは産交バスの管轄にもなるので、産交に乗り換えて産交の1日乗車券で行くためだ。

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JRバスの運転手氏が飛ばしてくれたおかげで、乗り継ぐ予定の1本前の産交バスを見かけることができたのだが、乗り換える場所がよくわからずに、車内から見送るだけになってしまった。
「南関ターミナル」とはいうものの、まあ普通のバス停よりは屋根が大きいかなという程度で、窓口はおろかジュースの自動販売機もない。
地図で近所に町立図書館があることがわかり、あまりひとけのない図書館で次のバスの来る時刻まで時間をつぶした。


南関→(産交バス)→山鹿

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小型のバスがやってきた。平山温泉を経由するので途中から誰か乗ってくるかと思ったが、乗客ゼロ。乗降がないので早く走りすぎたらしく、途中で時間調整の停車。そこで産交の1日乗車券を買った。もう夕方だが、これからまだ1000円分以上乗るのでモトはとれる。
やがて、山鹿の町並みに入り、産交の営業所の前で僕を降ろした。バスの行き先は山鹿郵便局前行きだから、まだ先に進まなければならないはずだが、そのまま車庫に入ってしまった。

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山鹿→(産交バス)→交通センター

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山鹿から熊本市内へは頻発されている。待合所でちょっとだけ待って、大型のバスに乗り込む。一緒に待っていた女子高生二人組も乗り込んだが、バスを間違えたのかすぐに大騒ぎしながら降りていった。
植木でやや渋滞に巻き込まれつつも、そこまで遅れることはなく、無事に交通センターに到着。

福岡→熊本を達成!


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