2004年12月25日

第38旅第1日

雑誌「旅と鉄道」で、JRに一切乗らずに東海道を下るという企画を読んだ。
単純にそれだけの理由で、これをパクッて、冬休みの帰省として自分もやってみることにした。
誌面では東京駅スタートとなっていて、東急田園都市線で中央林間に着いている。このルートは普段通っているルートなので、小田急江ノ島線ということもあり、湘南台から中央林間に向かい、このルートに乗っかることにした。もちろん、誌面そのままではなく、個人的な事情もからめてルートを一部変更。

湘南台7:52→(小田急江ノ島線快速急行(650円)株優400円)→8:06相模大野8:11→(小田急小田原線急行)→9:07小田原

前もって、金券屋で小田急の株主優待券を400円でゲットしておいた。湘南台から新宿まで520円なので、もう飛びつかんばかりにそこにあった4枚を買い占めた。そのうちの1枚を使って小田原に向かう。通常料金なら650円だが、これだけで250円が浮いた。

誌面では、箱根フリーパスを使ってロープウェイや遊覧船の旅をしているが、箱根観光をするつもりはあまりないので、この切符はちょっと高い。ネット上をさまよっていると、「箱根登山電車・バスフリーパス(通称:天下の券)」というものを発見した。箱根登山鉄道と、三島までのバスが乗り降り自由で2000円。これに決定。

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小田原で株優に別れを告げると、駅前の小田急トラベルに行ってこの切符を求めた。
箱根フリーパスがあまりに有名なので、果たしてこの切符の存在を知っているか不安であったが、あっさりと出してくれた。ついでにこの切符で使える時刻表もゲット。


小田原9:25→(箱根登山鉄道650円)→10:22強羅10:33→(箱根ケーブルカー410円)→10:42早雲山11:03→(箱根ケーブルカー410円)→11:16強羅11:16→(箱根登山鉄道390円)→11:49箱根湯本

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2006年3月18日のダイヤ改正で、箱根登山鉄道の電車は小田原まで乗り入れることはなくなった。このときはもちろんその前。朝がまだ早いので、乗客はほとんどおらず、難なくかぶりつき席をゲット。もっとも、スイッチバックの多い路線なので、区間によってはいちばん後ろにもなる。

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小田原から箱根湯本までは、線路が2本。

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同じ編成の前のほうの車両が見えるっていう事実が、箱根の山の険しさを物語る。

この切符は早雲山までのケーブルカーにも乗れる。
強羅まで着いて、せっかくなのでこちらにも乗る。
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早雲山は、もうロープウェイに乗り継ぐしかなくて、特に見物するものもない。
ケーブルカーで戻ろうと思うが、意外と頻発されていないのでちょっと待った。
強羅から下山する箱根登山鉄道はすぐに連絡していて、駅舎の外に出ることなく乗り換えた。こちらはほどよく混んでいた。強羅に着いたときは、最終的に小田原側の最後尾になったので、逆側の車両に席をとる。

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上下の同時スイッチバック。

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箱根湯本駅まで戻ってきた。
写真では小さくてよくわからないだろうが、右に箱根登山鉄道の電車、真ん中奥に小田急の普通の電車、目の前がロマンスカー。


箱根湯本駅前12:10→(箱根登山バス930円)→12:45元箱根12:50→(沼津登山東海バス170円)→12:53箱根町

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湯本から箱根まではいくつかルートがあるが、そのうち「旧道経由元箱根行き」という路線に乗った。なるほど道は狭いが、交通量が多いので、旧道っぽくは感じられない。
坂を下って、箱根駅伝のゴール地点近くで終点となる。近くの公衆トイレに寄ったあと、どうしようかと思ったが、すぐ箱根町まで行くバスがあったので、それに乗った。
箱根町まではすぐ。ほどなくバスを降りた。「天下の券」はとっくにモトをとった。

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湖のほとりでしばらく休憩。もってきたパンを食べた。
山の向こうに、富士山のてっぺんだけかすかに見える。

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近くに関所を復元した施設があったので、ぶらぶらと散歩する。


箱根町13:53→(沼津登山東海バス1000円)→14:40三島駅前

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ややあって、ようやく三島駅行きのバスが来た。
箱根町の駐車場にぐるっと入ってきて乗車。
バスは大きな道路をかなりのスピードで飛ばし、どんどん坂を下っていく。
箱根のリゾートから静岡県入りし、普通の地方都市の町並みになったところで三島。

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「天下の券」は沼津まで行くことができるが、沼津まで行ってもそれ以上西に向かうことができない。そこで、先の誌面ではここで一度伊豆を南下する。

三島15:01→(伊豆箱根鉄道500円)→15:35修善寺

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初めて乗る伊豆箱根鉄道は、ほどよく乗客もいて、ちらほら立ち客もいる程度。
事務所に向かうらしい制服姿の乗務員も乗っている。
と、車内でなぜか煙が漂う。扉のそばに座り込んだじいさんがタバコを吸いだした。
驚いたその乗務員の一人がじいさんを注意する。「なにごとかと思った」

JR東海道線の特急踊り子も乗り入れており、伊豆箱根鉄道はあまり私鉄の雰囲気を感じない。終着駅の修善寺駅も自動改札で、東京行きの特急がホームにいた。
有人改札で切符に無効印をもらい、外に出た。

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修善寺駅前15:55→(東海バス1280円)→16:46土肥

駅前にある東海バスの窓口で回数券を購入。1000円で1100円ぶん使える。
ずらりと見事に並んだバスのうち、トップドアのバスに乗り込んだ。
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新聞の夕刊輸送も兼ねているらしく、かぶりつきにはありつけず。

修善寺駅前からさっそく渋滞につかまった。次の船に乗れるかちょっと不安になったが、町を抜けると快調に走った。

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土肥という町は温泉街のようだ。
フェリーに乗るための港がどこなのか目をこらしていたが、町並みをちょっと抜けたところで下車する。先ほど購入した回数券を全部ぶちこみ、180円ぶんの差額を放り込む。これで100円節約。
港というよりは、ほんの船着場という感じだ。バス道路から外れたところの小さな建物に入ると、意外と人がいて、テレビを見ていた。この船には学割がなくて普通に大人料金を払った。


土肥港17:20→(高速カーフェリー駿河1500円)→18:25清水港

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だいぶ日が暮れた頃、向こうから船がやってきた。
一時間揺られて、清水に到着。合併してここはすでに静岡市だ。
船から降りてすぐのところに路線バスが待っていたが、せっかくなので歩くべく、バスを無視して大通りのほうへ向かった。
港から駅までの地図は前もって用意していたが、思っていたより遠かった。

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JRの清水駅はもっと遠いようだ。
静鉄の電車はかなりの頻度で運行されているので、余裕で新清水駅の周りをぐるっと一周。発車待ちをしていた便を見送った。
券売機で静岡鉄道のプリペイドカード「パサールカード」を購入。3000円で3300円ぶん使える。パサールカードには、学生用もあったが、設定されている金額と今回使うぶんを考えると微妙に使いにくく、一般用のカードを買った。
このカードを直接改札機に通せば電車には乗れるが、券の切符を買うべく、カードを吐き出した券売機にそのまままたつっこみ、新静岡までの切符を買った。


新清水19:16→(静岡鉄道290円)→19:36新静岡

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静鉄電車は、頻発されている上にスピードが速く、なお駅間が短い。一度事故が起きたら大混乱が起きそうだ。駅間が短いのはJRを意識してのことだろう。
電車の全区間なのに所要時間は20分しかなく、あっさり静岡に到着。

JR静岡駅まで歩き、翌日に乗る御前崎行きの乗り場を確認する。
静岡の街は見事に自動車優先らしく、駅前の交差点には横断歩道がなくて地下道だった。静岡ほどの街なのに、晩御飯を食べるところがなかなか見つからず、結局コンビニで弁当とパンを買った。JR静岡駅前からバスに乗り、投宿。

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