2010年03月24日

第129旅第3日<書きかけ>

ヌリロ.jpg
3月に乗った、韓国鉄道公社(KORAIL)のヌリロ号。あちらの列車種別は、日本に無理にあてはめてみれば、KTX:新幹線、セマウル:特急、ムグンファ:急行、といったところ。ヌリロはそのどれとも違うこれだけの種別。列車もこれしかないみたい。

ヌリロ号乗車券.jpg
水原駅の券売機で買った切符の列車種別も、ただ「ヌリロ」。(「3月24日」の下)


水原駅入線。ドアが開き、ステップが下りる仕組みが面白い。Wikipediaによれば、この列車は日立製なんだとか。
ソウル市内から地下鉄1号線が延々と水原以遠まで走っているので、わざわざ京釜線列車に乗る人はいないんじゃないかと思ったが、少しお金を足せばこれに乗れるということで、思ってたより多い乗車だった。

ヌリロ車内.jpg

車内は非常に明るい雰囲気。日本の列車で言ったら、何と似てるかなあ。京成スカイライナーとか?
地下鉄1号線と違って、当然のことながらロングシートじゃないから快適。あちこちから寝息が聞こえた。
指定された席は通路側だったが、窓側にいたお姉さんが永登浦で降りていったので、勝手に窓際に移動。通路側は数十秒で飽きる。


漢江を渡り、龍山駅入線。電気街の手前に車両基地が広がっている。

龍山駅裏の車両基地.jpg
この写真は1月に龍山駅で降りたときに、裏手から見えた景色。

2010年03月13日

第128旅第2日<書きかけ>

まず、どんな旅行も切符の手配から。上海の心強い先輩kaorinshさんにお願いして手配してもらった。
上海北京夜行列車寝台券.jpg
夜行列車にもいろいろあって、それこそ一昼夜かけて走る座席車から今回乗ったような寝台新幹線まである。上海発北京行きの寝台新幹線は1日5便もある。その下段、730元。日本円にすると1万円強。思ってたより高い。上海到着後に、kaorinshさんから受け取った。

ところで、日本以外の外国の鉄道は、軍事的な理由から撮影を禁止していることが多いらしい。kaorinshさんから、特に問題はないはずと言われていたが、まだ不安はあった。
コソコソ撮るのではなく、堂々と撮るようにして、怒られたらそのときだと思うことにした。以下、そのように駅員の前で撮ってみたりしたが、最後まで一度も怒られることはなかった。


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上海で丸2日過ごした夜、他の友人と別れて、kaorinshさんと上海駅までやってきた。でっかい電光掲示板が列車の出発を知らせている。ちょうど発車1時間前に着いた。

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駅舎の左のほうにある「軟席候車室」の看板から中に入る。中国の鉄道駅は、乗客のためだけにあるらしく、見送り客は中に入ることさえ許されない。ここでkaorinshさんとはお別れ。ドアのところで切符を駅員に見せて中へ入る。ここで切符に鋏を入れられた。

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空港並みの身体検査と荷物検査を受けた正面に、上へ伸びるエスカレーター。その入口に、女性駅員が二人頑張っていて、乗客が勝手に中へ入らないようにしていた。
右側にはカウンターがあって「時刻表5元」という字があったのを見つけて「タイムテーブル」と指差したら売ってくれた。この日中に、全国鉄路旅客列車時刻表を本屋でゲットしていたのだが、ここで売っているのは上海近郊のみのものらしい。売店もあったが、特に買い物はしなかった。

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エスカレーターの左側に広がっているのが待合室。座る場所を探さないといけないくらいの人民であふれている。
奥に階段を見つけたので上ってみると、こちらにもイスとテーブルが広がっていた。しかし人はあまりいない。こちらで過ごすには、そばにあるコーヒーショップで何か注文しなければならない感じだ。

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自分の英語の発音も悪いと思うのだが、どうもそれを理解するつもりもあまりないらしい。メニューを自分でひったくって、適当なものがないか探す。珈琲の漢字だけはわかるが、今から寝るのに濃いものは飲みたくない。アルファベットでカプチーノの表記を見つけたので、それを注文する。
ややあって出てきたのは、ラテアートつきのカプチーノ。まさか上海でラテアートに出会うとは思っていなかった。15分ほど過ごす。

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電光掲示板の、乗る予定の列車が「候車」から「検票」に変わった。改札が始まったということだ。1階に下りて、待合室に戻る。ここの電光掲示板は日本語でも表示する。嬉しい。

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さきほどのエスカレーターの入口で女性駅員に切符を見せて、エスカレーターに乗る。右手に列車がいっぱい並ぶのが見えてきた。この光景をどこかで見たことがあるなと思ったら、ソウル駅もちょうどこんな感じだった。
左手には、軟席ではないらしい待合室が、ガラス越しに見えた。先ほどの待合室の比ではないおびただしい数の人民が、列車を待っていた。

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ホームに下りる。鳥居みたいな記号は「発」という字かな?
列車は日本の新幹線によく似ている。

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ホームの隣に止まっていた、到着後らしき列車。どう見ても東北新幹線です。

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最後尾。台湾の新幹線は、もっと日本に似ているらしい。
いよいよ乗車する。

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日本の寝台列車のA寝台車両の廊下みたい。製造からあまり年月が経っていないみたいで、とてもきれいだ。日本の寝台列車はどうも劣化が否めない。

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部屋は、B寝台とよく似ている。コンパートメントで、4人1部屋にはドアがあり、鍵がかけられる。
中央にはテーブルがあり、ポットと雑誌が置いてある。テーブルの下には、病院にあるような金属製のゴミ箱。

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備え付けの雑誌。旅行雑誌をペラペラしてみたけれど、さっぱりわからぬ。
「旅客服務指南」によると、この列車は16両編成。先頭と最後尾は座席車で、食堂車が1両あり、残り13両がこれと同じ「軟臥」ということだ。

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各ベッドにはテレビがある。チャンネルは変えられるようだが、とくわからぬ。
左のボタンは、上から温度調整、室内電灯、非常ボタン。
実はこの部屋には、上のベッドに登るハシゴがない。非常ボタンの下にある引き出し型トレーは、メガネ置きかと思ったら、ハシゴ代わりの足がかりのようだ。
同室のメンバーが来ることなく、発車した。この列車はあまりに運賃が高すぎて(飛行機より少し安いくらいらしい)人気がないということだった。このままこの部屋が貸切になればいいのに。部屋に鍵もかけられるし。

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廊下には現在の走行速度と車外気温が表示されている。時速200キロで走る寝台列車。北京到着まで10時間だから、単純計算で上海と北京は2000キロ離れているということだ。中国って広い。


車窓。

この列車は、途中、常州というところで停車する。正直、日本では聞いたこともない地名だった。突然廊下が騒々しくなったのに驚き、てっきり貸切と思っていたこの部屋に、おばさん2人がやってきた。続いておじさんも。一晩の同居人登場である。典型的な「長距離移動をする中国人民」ということで、持っている荷物の量がハンパない。ベッドの下などに隙間を見つけては押し込んでいく。
先客であるこちらに向かって何事か話しかけてきたが、ほぼ唯一記憶にあった「我是日本人」も発音が悪かったらしい。こちらが中国語を解さないとわかると、三人で楽しくおしゃべりを始めた。一晩中続くのかなと思っていたら、予想以上に早くおとなしくなり、向かいの下段のおばちゃんも備え付けの雑誌をめくったりして、夜は更けていった。
ちなみに、どうも三人ともこの部屋の消灯システムを知らないらしく、朝まで電灯は煌々とともっていた。上段の二人、よく眠れたな。

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翌朝6時。到着までまだ1時間半もあるのに、部屋の内外が騒々しくなってきて目が覚めた。窓の外を見て驚いた。雪景色!前日の上海は気温20度だったのに!なんて広いんだ中国。

トイレに行こうとすると、ドアが開かない。向かいの下段のおばちゃんが何事か叫ぶ。鍵を閉めてあるから開けろということらしい。

廊下に出てトイレに向かうと、何故か大勢の人が立っている。すぐ隣の車両が座席車だったのだが、その座席のあいだにも人が立っている。そしてデッキや洗面台の前にも。この列車は、昨夜の常州から停車駅はひとつもなかったはずだ。この人たちはみんな常州から立ちっぱなしなのだろうか。
洗面台近くには給湯器があり、カップラーメンにお湯を入れて部屋へ戻っていくおばちゃんたち多数。
また全車禁煙のはずだが、廊下で平気で喫煙する人民。たまたま通りかかった女性車掌が、すごい剣幕で怒る。かわいい顔してパワフルだ。

それにしても、トイレがなかなか空かない。その間にも、おじさんおばさんがやってきてトイレを開けようとする。人民に譲り合いの精神などないらしいことは上海で学んだので、順番はがっちりガードした。トイレは洋式ではなく、いわゆる東洋式であった。

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ほぼ定刻に北京南駅に到着。列車を降りたとたん、寒さが身にしみる。

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改札前で、駅員氏が何事か叫んでいる。どうやら切符を回収しているらしい、と惜しむようにデジカメで切符を撮影。そのあと列に並んで改札を通ろうとすると、駅員氏は切符をチェックするものの、回収はしない。そのまま改札を出てしまった。何だったんだろ。

改札を出たあとは、カードにチャージをして地下鉄に乗りホテルへ
そのあと、雪の万里の長城へ行った
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